類似性の法則-似た者同士は仲がいい?-

恋愛心理学の実践

投稿日: 2013年08月27日

最終更新日: 2014年11月20日

類似性の法則とは何か

類似性の法則とは、自分との共通点が多かったり、価値観が似通っている人に好感を抱きやすいという、恋愛心理学の考え方です。

自分と似たような考え方や価値観を持っている人の場合、そうでない人に比べてストレスを感じにくいと言われています。

今回は、この「類似性の法則」を恋愛に当てはめて考えてみたいと思います。

似た者同士は親近感がわきやすい

例えば合コン等で初対面の異性と会話する場合、出身地や趣味、年齢などを聞きませんか?

その答えが、自分と似通っている場合、内心ホッとしたりします。自分と似ている部分がある人の場合、なんとなく話しやすいですし、安心します。

初対面の人と共通点があれば、共通点について話すことで会話の種にも困らなくなります。

海外旅行で何か困ったことが起こったとき、日本語が喋れる人がいると、とてもホッとしませんか?

これも類似性の法則によって、同じ言語を話すことができる人に好感を覚えた証左だと考えることもできます。

そもそも、共通点がない(または少ない)、共通した価値観がない(または少ない)相手の場合、話してて疲れますし、何を話したらいいのかも分かりません。これは、初対面では特に、大変なストレスになります。

それでも数少ない共通点から話しを起こし、広げていくというテクニックを持っていなければ、その日の合コンは疲れてしまいますね。

類は友を呼ぶカップルの例

このセクションでは、似た者同士がカップルになっている例を挙げてみたいと思います。

お金持ちカップル
お金持ち同士は、お金持ちにしか分からない愉悦や苦しみを知っています。ある一定レベル以上の生活水準に達しないと知ることができない世界を知っているので、会話は弾みやすくなります。

ギャル・ギャル男カップル
見た目ド派手なギャル・ギャル男たちは、世間からあまり良く思われない傾向にあります。街中では冷たい目で見られ、見た目で自分を判断されてしまう悲しみを知っています。

そういったギャル・ギャル男ならではの悲しみや苦しみを共有できるだけでなく、ギャル・ギャル男特有のアイテムや服装、安い満喫情報なども共有できるため、カップルになりやすいです。

インテリ系カップル
インテリ系カップルの場合、たくさん勉強した人にしか分からない世界を共有することができます。

1冊の参考書を何周も回したことのある彼らは、その苦しみや、難関試験を突破したときの興奮を知っています。

また、勉強することで人はどのように成長することができるのかも知っています。これは、本気で勉強した人にしか分からない世界なので、なかなか巡り会うことができません。

勉強には、超えなければならない壁がいくつかあり、それを超えなければ合格することができません。

インテリ系カップルの場合、その壁を超えた過程や、方法論等も共有することができます。

アウトドア派orインドア派カップル
アウトドア好きな人は、外でのイベントについて相当な知識を持っており、その知識を共有できる人に親近感を覚えます。

インドア派は、ゲームや読書などが好きな人が多く、それらの知識は相当です。ゲームや本は共有しやすいため、同じゲームをやったことがある、同じ本を読んだことのある人は、親近感を覚えやすいといえます。

旅行大好きカップル
国内でも海外でも、旅行好きな人は行ったことのある場所についてたくさんの知識を持っています。同じところに行った経験がある場合、その人に好感を覚えやすくなります。

数ある旅行先の中からなぜそこを選んだのか、追求していくと共通の趣味等がある場合も多いでしょう。

類似していない方が良い部分もある

これまで、似ていた方がいい部分ばかりご紹介してきましたが、全てが似ていれば良いという訳ではありません。

人には「似てない方が良い」という部分もありますので、最後にそれをご紹介しておきたいと思います。

一言で言うなら、「親が子に似て欲しくないと思う部分は、相手(異性)にも似て欲しくない」という事です。

例えば運動神経が極端に悪かったり、身長が異常に低い等、親が似て欲しくない部分はカップルの相手にも求めにくい傾向にあります。

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