恋愛と嘘について
投稿日: 2012年06月06日
最終更新日: 2014年11月11日
ついた方が良い嘘はあるのか
「嘘はついてはいけません」
子供の頃、皆が親や先生から言われ続けた言葉です。確かに、社会的には嘘はいけないことです。嘘をついていることを相手に悟られ、相手や第三者が不利益を被った場合、嘘をついた人への信頼が失墜してしまうからです。
しかし、恋愛の場合、どうなんでしょうか。ときには「ついた方が良い嘘」というのも存在する気がします。お互いにとってデメリットがなく、周囲の環境にも悪影響を及ぼさないのであれば、恋愛における嘘は必ずしも悪いことではないでしょう。
待ち合わせでの嘘
例えば、彼女と待ち合わせをしていて、彼女が遅刻してしまうという状況を考えてみましょう。
この場合、彼氏が先に待ち合わせ場所に到着していたとしても、「まだ到着していない」「俺も遅れそうだ」と嘘をつくことで、彼女を無駄に焦らせることもありません。
到着していることを正直に伝えてしまっては、遅刻している彼女は余計に焦ってしまいます。この場合の嘘は、ついていい嘘に該当するのではないでしょうか。
余談ですが、女性は支度に時間がかかるものです。起きてから玄関を出るまでに、やらなければいけないことは山積みです。少しぐらいの遅刻は多めにみてあげましょう。
サプライズのための嘘
さて、少し脱線してしまいました。嘘についての話しに戻りましょう。
カップルの間では、サプライズが好まれます。例えば誕生日や記念日、クリスマスなどでサプライズプレゼントやサプライズイベントを用意するとします。
しかし、相手にバレないようにするために、何かしら嘘をつかなければなりません。サプライズのために準備しなければならないものがあったとしても、その購入を悟らせないようにしなければなりませんし、つじつまを合わせるために別の嘘で取り繕ったりしなければなりません。
しかし、その嘘は、サプライズを成功させるための嘘、引いては相手を喜ばせるためについた嘘なのですから、咎める必要はないでしょう。
恋愛でもついてはいけない嘘
相手を喜ばせるため、相手を不安にさせないために嘘をつくことについて考えてきましたが、そのような大義名分があったとしても、ついてはいけない嘘というものも、もちろん存在します。
例え相手を傷つけないための嘘であっても、自分が傷ついてしまうような嘘をついてしまうと、そのときは良くてもその繰り返しになった場合、自分が耐えられなくなってしまう恐れがあります。
相手のために自己犠牲を払うことにも限界があるのです。
恋愛でうまくいくためには、長いスパンで考える必要があります。長期的にみた場合、自分が耐えられなくなってしまうような嘘は、例え相手のためであっても良くありませんし、無理して付き合っているような状況は長続きしません。
恋愛を長期安定的に考える場合、お互いにとってメリットがある嘘以外は、つかない方が良いのかもしれませんね。