本当に自分のことを好きになってくれる人と出会うには〜マーケティングの末に交際することの危険性
投稿日: 2014年09月18日
最終更新日: 2014年11月20日
このサイトの全ての記事を否定するような内容かも…
今回の記事は、他の記事とはちょっと趣向が違います。
なぜなら、当サイトで紹介している方法や知識のすべてを否定するような内容かもしれないからです。
しかし、今回は管理人がある書籍を読んでとても感銘を受けたので、ぜひ記事にしてそのまっすぐな考え方をご紹介したいと思いました。
この記事は、これまで当たり前のように世の中にまかり通っていた「モテ術」を根底から否定する可能性があります。しかしそれでも人が幸福になるために必要な知識であると判断しましたので、今回敢えて発表させていただきたいと思います。
取り繕っていない自分を好きになってもらっていますか?
今現在、彼女や女房がいる男性、またはこれまで女性と交際したことのある男性にお尋ねします。
「ありのままの自分を好きになってもらえましたか?」
答えはほとんどの場合「ノー」でしょう。なぜなら、ほとんどの人は、男女問わず、異性からよく思われるために自分を取り繕っているからです。
その方法論を当サイトでも数多くご紹介してきましたが、そのほとんどすべてが「自分をよく見せるためになにをすれば良いのか」というものでした。
本当の自分ではなく、自分を「異性にモテるであろう人間像」に近付けることで、確かにモテる可能性は高まるでしょう。モテ術を勉強し、人間がどのような異性に魅力を感じやすいかを知り、実践していくことで、やる前より多くの異性を惹き付けることができる可能性は高まります。
しかし、それで本当に「自分のことを好きになってくれる人」と出会えるのでしょうか。
世の中の多くのカップルはマーケティングの末に交際している
ここでは、異性にモテるための調査のことをマーケティングと呼ぶことにします。
例えば女性がミニスカートやハイヒールを履いたり、化粧の方法を学んで高い化粧品を使って自分を飾ったり、美容院やネイルサロンに通って自分のことを美しく見せたり、これら全てがマーケティングであると考えられます。
これは女性に限ったことではなく、男性もマーケティングしています。女性は優しい男性が好きだと分かると、女性が好みそうな優しさを持っているかのように振る舞ったり、女性が喜びそうなことを調べて実践します。これらもマーケティングであると考えられます。
要するに男女問わず、どうしたら不特定多数の異性に「良く」思われるのかを考え、行動しているのです。個性がどんどん無くなっていき、同じような女性・同じような男性が世の中にあふれかえる事になります。
このことは、ちょっと渋谷あたりを歩けばすぐに分かることです。数種のカテゴリーに分かれますが、そのカテゴリー内ではほぼ同じような化粧、同じような服装、同じような髪型の人がたくさんいます。
ケインズの美人投票に似ていますが、自分が美人だと思う人に投票するのではなく、他人が美人だと思うであろう人に投票している感覚です。
そうして同じような女性・同じような男性が生まれ、交際します。確かに個性が全く無くなる訳ではありませんので、似ていても違う部分があるでしょう。しかし、男女がモテ術を学んで相手に嫌われないように交際していく限り、本当の自分を分かってもらうことはありません。
相手が「本当の自分」を分かっているかどうか
モテ術を学んで相手に嫌われないように振る舞うことを否定するつもりはありません。ただ、警笛を鳴らしたいだけです。
どのようにしたら相手に嫌われないかばかりを考えていると、本当の自分を見失ってしまうような気がします。マーケティングの末に作り上げられた人間は、ある程度モテるようになるでしょうが、裏を返せば同じような人間がワンサカ存在するということにもなります。
モテたいと思うのも結構、嫌われないために勉強して実践するのも結構、ですが、本当の自分を見失ってしまうことは危険です。
相手に嫌われないようにやりたくもないことをして、言いたくもないことを言って、着たくもない服を着て、行きたくもないような場所に行き続ける生活は、危険であると考えられます。
やりたいことを中途半端ではなく本気で貫くことの魅力
Appleのスティーブジョブズは、iPhoneを開発する際にほとんどマーケティングをしなかったと聞きます。
iPhoneを日本に導入しようとした孫正義は、猛烈に批判されたと聞きます。
その後iPhoneがどれだけのシェアを奪い、ソフトバンクがどれだけ成長したかは、周知の通りです。
ちょっと話がそれましたが、周りの目ばかり気にしていたら、できない事もあるのです。見えなくなる事もあるのです。
モテ術を学んで実践し、異性にモテ続けたいと考えるのも多いに結構ですが、それでは個性が喪失し、見えなくなってしまうものもあると思います。
自分が好きなこともできずに周りに合わせてしまっている状態では、幼稚園や小学校の時に感じた初恋のような感覚を味わうことはできないでしょう。
本当に自分が好きなことで、本気になってそのことに取り組んでいれば、見ている人は必ず見ています。そんなあなたに大きな魅力を感じることでしょう。誰にも真似できない、自分にしかできないこと、自分が大好きなことを一生懸命続ければ、唯一無二の、自分だけの魅力を放つことができるようになるでしょう。
もうそこには「異性にモテるために取り繕った自分」は存在しないでしょう。自分と似たような人もいないはずです。そんな唯一無二の、他に似た人がいないオリジナルなあなたを好きになってくれる異性はきっと現れるはずです。