過去の恋愛がトラウマになっている男女へ
投稿日: 2017年01月31日
最終更新日: 2017年01月31日
過去の恋愛を「一般化」しないで
過去の恋愛に苦しんでいる男女がいます。
例えば何度も告白したけれど、結局、恋が成就しなかった人がいます。
振られても振られても告白し続けて、それでも報われなかった人は、自分に自信が持てないかもしれません。
「自分は異性に好かれない人間だ」と考えているかもしれません。
しかし、これは精神分析的には、「物事の一般化」と呼ばれる間違った考え方です。
上の例の場合、何度も告白しても、振り向いてもらえなかった相手は「ひとり」です。
何十人もの異性に告白して、ことごとく振られたわけではありません。
たまたま、好きになった異性が振り向いてくれなかっただけで、他の異性のほとんどから好かれていた可能性あがあります。
ひとつの恋愛の失敗を「一般化」するのはやめましょう。
傷つけた相手は幸せになっているか
何度も告白したけれど、叶わなかった、こういうことは良くあることです。
たまたま相手に他の好きな人がいたり、恋愛に興味がない時期だったり…ということがあるからです。
しかし、告白をした相手に、ひどい暴言を言われたり、恥をかかされてしまったことで、トラウマになっている可哀そうな男女がいます。
「ブスの癖に何言ってんだ」「気持ち悪いんだよ」など、ひどい捨て台詞を残す人がいます。
振られた上に、ひどいことを言われた、二重のショックで恋愛がトラウマになっても仕方ありませんよね。
しかし、自分のことを好きになってくれた相手に対して、こんなことを言う人が、その後の人生で幸せになっているでしょうか?
性格の悪さ、口の悪さが災いして、不幸な人生を送っているかもしれません。
当時の自分の本当の姿は?
口汚くののしられた当時の自分のことを、ひどいことを言う人の言葉を真に受けて「ゆがんだ姿」で記憶してる人がいます。
「暗くて醜い10代だった」なんて記憶になっているかもしれません。
しかし、それは本当でしょうか。
少なくとも恋愛で失敗をするまでは、明るくて活発で、友達もたくさんいる、魅力的な男女だったのではないでしょうか。
もし機会があれば、学生時代の友達に会ってみましょう。
同窓会などに参加をした時に、誰からも挨拶をされなければ、本当に暗い青春だったかもしれません。
しかしたいていの場合は思い違いであることが分かります。
青春時代の、1日か2日の暗い過去だけを切り取って、額に入れて眺めていたことが分かるでしょう。
現在の自分に自信を持って
過去の自分が、恋愛の失敗によるトラウマによって、姿をゆがめられていたかもしれません。
また、ひとりの異性に受け入れられなかっただけで、他の異性からは好かれていたかもしれません。
仮に、本当に異性から嫌われるようなタイプだったとしても、それが何だというのでしょう。
現在の自分は、当時の自分と比べてどう変わったでしょうか。
時を重ねて、綺麗になったでしょうか。
本を読んで、知識を増やしたでしょうか。
たくさんの人と会って、人の痛みが分かる人間になったでしょうか。
当時の自分よりも、良くなっていると感じられたら、今の自分に自信を持ってください。
少なくとも、ひとりの異性に振られたからと言って、「もう自分はダメだ」などと思わない、「現実的な考え方」ができるようになっているはずです。
積極的に、好きな異性にアプローチをしてみましょう。